歯科医院の診療室のフロアーは、歯科特有の環境によりキレイに保つことが難しいですが、適切なセルフケアと的確なプロケアの組み合わせがあれば良好な状態を少しでも長くキープする事は可能です。
ユニット後ろは特にスツールのキャスターによってフロアーワックスが早い段階ですり減り、剥がれたりします。
そんな部分も周囲と差がない状態に戻すことが歯科のフロアーメンテナンスには求められます。
重要な事は〝洗浄を徹底的に行う事〟
洗浄を徹底するとワックスが薄くなり、その結果ツヤがなくなるとの考えで洗浄を軽く行い、ワックスを厚く塗布し続けた結果、汚れとワックスのサンドイッチ状態になり、黒ずんだフロアーになっている状態を見かけます。
フロアーがきれいな状態とはピカピカのツヤがある事ではありません。
汚れを徹底的になくし、素のフロアーがきれいな状態が基本です。
そこにお化粧のように、品質の高いフロアー仕上げ材(ワックス)で保護性能と美しさをプラスする。
そんな作業がされていれば、たとえツヤが減ってきても清潔感があり、医療の場としての適切な状態をキープできます。
DCPではこれまでの経験から、フロアーメンテナンスは3カ月周期が適切と考えています。
そして、セルフケアが軌道に乗り、3カ月維持する事ができるようになれば、ぜひメンテナンスの周期を延ばしてくださいとお伝えしています。
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フロアーメンテナンスから3か月後の状態。適切なクレンリネスを継続されるとここまでの状態をキープできます。
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スツールの下はワックスが薄くなっていますが清潔感があります。
after
フロアーメンテナンス後。徹底的に洗浄し、エンボス仕上げの表面の性状に合うよう、ワックスは薄く層を作っています。
after
スツール下の部分だけワックスを1層多く塗布しています。
フロアーメンテナンスをお請けしている医院様には年間周期に従ってお伺いし、フロアーメンテナンスを実施しております。
新規のご希望も『院内クレンリネス講座』後、またはネットで見たという方から多数頂きます。
現在、年間を通して日曜日、祝日、水曜日、木曜日はすべてスケジュールが確定しております。
そのため、新たなご依頼をお受けする事ができません。
何卒ご理解の程、よろしくお願い致します。
画像をクリックして、ぜひ拡大してご覧下さい。
尚、土足でもスリッパ履き替えでもセルフケアとメンテナンス(プロケア)が適切に行われると、良い状態を維持できると言う事をご理解頂きたく写真の上部に「土足」「スリッパ」を記入しました。
写真はすべてフロアーメンテナンス直後の物です。
フロアーメンテナンスから3か月後の写真も今後掲載します。